「生成AI」について理解し、私生活やビジネスで活用することを目的とした今シリーズ。
前回の記事では“AIの活用例”について解説しましたが、今回の記事では「従来のAIと生成AIの違い」について解説します。
生成AIとは?従来のAIとの違い
“従来のAI”と“生成AI”の違いは「AI自身が新たなコンテンツを生成できるかどうか」です。ここでいうコンテンツとは文章や画像、動画や音声などです。
従来のAIは主に、与えられた大量のデータから予測をおこない、あらかじめ決められた特定のタスクを実行することが目的でした。
人間が入力したデータに基づいて適切な応答を導き出すことはできますが、AIが独自のコンテンツを生み出したり、プログラムにない回答をしたりするわけではありませんでした。
近年、コンピューターの性能が飛躍的に向上し、AIが膨大なデータを処理できるようになると「ディープラーニング(深層学習)」の技術が発展しました。ディープラーニングの技術のおかげで、“学習方法”でさえAI自身が学習するようになったのです。
自分でデータの法則などを学習できるようになった結果、プログラムにない回答もできるようになり、オリジナルのコンテンツを生成できるようになりました。
従来のAIは「0から1」を創造できませんでしたが、生成AIは「0から1」を創造できるようになり、さまざまなコンテンツを生成できるようになったのです。
まとめ
今回の記事では従来のAIと生成AIの違いを解説しました。ちなみに今回のシリーズで使用している画像のほとんどは、最近話題の「ChatGPT」に生成してもらっています。
本来であればイラストレーターに報酬をお支払いして手に入れることができたイラストを、かんたんな指示で生成してくれるので助かっています。生成AIを学ぶことで、仕事やプライベートに活用することができますので、もっと理解を深めていきましょう。
ということで、次回の記事では「生成AIはいつから出てきたの?」というトピックを執筆していきます。お楽しみにお待ち下さい!
AIメディアライター・植田遊馬
Webライター歴4年目。ChatGPTの登場で生成AIの可能性に衝撃を受け「生成AIオタク」に。さまざまな生成AIを駆使しながらライター業を営む傍ら「多くの人に生成AIの魅力を伝えたい!」という想いで、生成AI系メディアでの記事執筆を行っている。
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