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GPT-4oとは?ChatGPT最新モデルのアップデート内容や利用方法を徹底解説!

May 22, 2024

  • AI
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2024年5月13日、OpenAI社がChatGPT最新モデルの「GPT-4o」を発表しました。約半年ぶりとなる大型アップデートですが、一体どのように進化したのでしょうか? 

今回の記事では「GPT-4o」の概要やアップデート内容、利用方法まで徹底解説します。ぜひ参考にしていただき、GPT-4oを私生活やビジネスで活用してみてください。 

GPT-4oとは?

GPT-4oは、OpenAIが開発した最先端の対話型AIモデルです。名称の「o」は「オムニ(Omni)」を意味し、テキスト・音声・画像・映像をシームレスに扱えることを意味しています。 

GPT-4oは、従来のGPT-4モデルを基に、応答速度と精度を大幅に向上させたモデルで、複雑なタスクをより自然に処理し、多言語対応や感情理解などの機能が強化されています。 

特に日本語を含む多言語での性能向上が顕著で、日本人としてはうれしいアップデート。筆者自身も日常的に利用していますが、日本語の理解度は向上していると感じます。 

GPT-4oの主なアップデート内容

ここではGPT-4oの進化した点を具体的に解説します。今回のアップデートで進化した点は、主に下記4つです。 

  • 応答速度の向上 
  • マルチモーダル対応 
  • 感情理解 
  • コスト削減 

以下、詳しく解説します。 

応答速度の向上

GPT-4oの応答速度は、従来のモデルと比べて大幅に向上しており、テキスト生成では約2倍の生成スピードに進化しています。従来のモデルは、Google社の『Gemini』やAnthropic社の『Claude3 Opus』と比べると「テキストの生成スピードがやや劣るな…」という印象が拭えなかったのですが、生成スピードにそこまで差がなくなりました。 

また、応答速度が向上したことでボイスチャットも進化。平均応答時間は320ミリ秒(0.32秒)と、ほぼリアルタイムでの対話が可能になりました。OpenAI社が公開しているYouTube動画を見る限り、人間と自然な会話ができています。 

引用元:https://www.youtube.com/live/DQacCB9tDaw?si=K47SM_Y8JkKH3aiZ 

今後、ビジネスチャットやカスタマーサポートなどの用途で、活用の幅が広がるでしょう。 

マルチモーダル対応

GPT4oへのアップデートで、マルチモーダル対応が実現しました。「マルチモーダル」とは、テキストのほかに、音声や画像、動画などから情報を処理するAIシステムのことです。 

従来のGPTモデルでも画像や音声などの入力に対応していましたが、従来モデルはテキスト処理にしか優れておらず、音声や画像、映像の処理には別のモデルを組み合わせる必要がありました。 

GPT-4oでは、単体でマルチモーダル入力に対応。ユーザーは異なる形式のデータをシームレスに扱うことができ、複雑なタスクを一つのプラットフォームで完結できます。シームレスに処理できるようになったことで、応答速度の向上や音声認識からのリアルタイム応答が実現しているのです。 

感情理解

GPT-4oは、音声のトーンや文脈を理解することでユーザーの感情を察知し、適切な応答を返す能力が向上しました。例えば「ユーザーがストレスを感じている場合は、落ち着かせるような応答をする」など、状況に応じた対応が可能です。より人間らしい対話が可能になり、カスタマーサポートや教育分野での活躍が期待されています。 

OpenAI社が公開しているYouTube動画では、GPT4oとの対話で「もっと感情的に話して」「もっと機械的に話して」などと注文をする場面があります。 

引用元:https://www.youtube.com/live/DQacCB9tDaw?si=K47SM_Y8JkKH3aiZ

動画内ではGPT4oが指示に従って「感情を含んだ話し方を実演する様子」が公開されており、人間の感情を理解している様子がわかります。ぜひ1度動画をご覧ください。 

コスト削減

GPT-4oは、APIの利用料金が従来の半分となり、より多くのユーザーが手軽に利用できるようになりました。 

APIの利用料金が安くなったことで、個人や企業などがChatGPTを活用しやすくなり、ChatGPTを活用したアプリやサービスの拡大が期待されています。 

また、無料ユーザーでも利用できる機能の範囲が広がったことも大きな変更点です。これまで、ChatGPTの最高性能モデルである「GPT4」を利用するには、有料会員になる必要がありました。今回のアップデートで、無料会員でもGPT4oを利用できるようになったため、多くの人が気軽に最先端の生成AIを活用できるようになったのです。 

ただし、無料会員は「GPT4oを1日10回までしか使えない」という制限のほかに「画像生成機能が使えない」などの制限があります。まず無料で試してみて、必要であれば有料プラン(月額20ドル)に変更するとよいでしょう。 

GPT-4oの利用方法

ここではGPT-4oの利用方法を解説します。有料プランに加入している方であれば、ChatGPTのホーム画面から、モデル選択欄の逆三角をクリックし「GPT4o」を選択するだけです。 

引用元:https://chatgpt.com/ 

無料会員の方がGPT4oを利用する方法もかんたんです。ChatGPTにログインしてもらったあと、まずはなにか質問してみてください。 

質問をすると回答結果の下に「星マーク」があるので、そこをクリックするとモデルを確認できます。 

おそらくデフォルトで「GPT4o」が選択されていると思いますが、念の為に確認しておきましょう。無料で使えるとはいっても、無料会員の利用はある程度制限されています。もしも「無料会員の範囲内では使いづらい」ということであれば、有料会員の加入を検討するとよいでしょう。 

まとめ

今回の記事では、OpenAI社がアップデートした最新AIモデル「GPT-4o」の徹底解説をしました。応答速度の向上やマルチモーダル対応、感情理解の強化など、多くの点で従来のモデルを上回る性能を持ち、今後の活躍に期待できます。 

GPT-4oという最新のAI技術を活用して、ビジネスや私生活に役立ててください。 


AIメディアライター植田遊馬

Webライター歴4年目。ChatGPTの登場で生成AIの可能性に衝撃を受け「生成AIオタク」に。さまざまな生成AIを駆使しながらライター業を営む傍ら「多くの人に生成AIの魅力を伝えたい!」という想いで、生成AI系メディアでの記事執筆を行っている。

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