TOP ナレッジ Geminiの拡張機能とは? Google各種ツールとの連携方法や使い方を解説!Part1

knowledgeナレッジ

Geminiの拡張機能とは? Google各種ツールとの連携方法や使い方を解説!Part1

May 17, 2024

  • AI
  • Share

2024年2月にGoogle社が発表した「Gemini」。Geminiは、Googleの各種ツールと連携した拡張機能が使える点も注目されています。 

今回の記事ではGemini拡張機能の解説や、Google各種ツールとの連携方法を前後編にわけて詳しく解説します。 

まずは前編で基本的な違いを解説しますので、ぜひ参考にしてください。

Geminiとは 

Geminiは、Googleが開発した生成AIモデルです。LLM(大規模言語モデル)と呼ばれる最新の自然言語処理技術を搭載しており、テキスト入力だけでなく、音声や画像、動画など、さまざまな入力データを扱うことができます。  

Geminiは、「Gemini Ultra」「Gemini Pro」「Gemini Nano」の3つの異なるモデルラインアップがあり、そのなかでも「Gemini Ultra」は、OpenAI社の「GPT-4」を上回る能力を持つと公表されました。 

Geminiの拡張機能とは? 

GeminiはGoogleが提供している生成AIモデルのため、Google各種ツールと連携し、拡張機能を利用できます。利用できる拡張機能は下記5つです。 

  • Google Workspace 
  • Googleフライト 
  • Googleホテル 
  • Googleマップ 
  • YouTube 

以下、詳しく解説します。 

Google Workspace 

「Google Workspace」とはGoogleが提供するクラウド上のオフィスツールセットです。Google Workspaceのドキュメントやスプレッドシート、Gmailなどのアプリを普段から活用している方は多いでしょう。Google Workspaceと連携したGeminiの拡張機能を利用すると、これらのアプリにAI支援機能が追加されます。 

たとえば、ドキュメント内の文章の校正・推敲(すいこう)をしてくれたり、Gmailの「後で送信」「リマインダー設定」機能などが使用可能になったり、さまざまな機能を拡張できます。 

Googleフライト 

「Googleフライト」は航空券の検索・予約サービスです。Geminiの拡張機能を利用することで、AIがフライト検索をサポートしてくれます。 

たとえば「来週の火曜日に東京から大阪に行きたいので、おすすめの便を教えてください」といった質問をすると、AIが最適な便を選び、回答に反映するのです。 

さらに、天候の影響による遅延や、接続便への乗り継ぎ時間のチェックなど、さまざまなケース想定したうえで、フライトプランを立ててくれます。 

旅の予定が複雑な場合でも、AIが最適なルートを提案してくれるでしょう。 

Googleホテル

「Googleホテル」はホテル検索サービスです。AIの拡張機能を利用すると、会話形式で宿泊先の条件を指定できます。 

たとえば「来週の火曜日に東京へ行くので、品川駅付近のホテルを探して」といった質問をすれば、AIが最適なホテルを選定し、予約ページにつなげてくれるのです。 

さらに「料理が美味しいホテルがいい」などの希望条件を伝えると、要望に適した宿泊施設を反映してくれます。AIがユーザーの意向を的確に汲み取り、旅の目的や予算などの条件を総合的に判断して、最適なホテルを提案してくれるでしょう。 

Googleマップ

「Google マップ」とGeminiを連携させると、AIが目的地への最適ルート検索をサポートしてくれます。出発地と目的地を会話形式で伝えるだけで、AIが交通状況などを勘案し、複数のルートオプションを提示してくれるのです。 

また「関東で桜がきれいに見えるスポットに行きたい」などと伝えると、桜の名所の紹介とともにGoogleマップを表示してくれます。出先でどこに行くか迷っているときなど、Geminiに尋ねてみるとスムーズに目的地へたどり着けるでしょう。 

YouTube

YouTubeに関する拡張機能では、AIが目的の動画コンテンツの検索をサポートしてくれます。たとえば「子供向け算数の勉強動画を10本教えてください」と伝えると、AIが適切な動画を選定してリストアップします。 

YouTubeの検索バーで検索をする場合、曖昧なキーワードでは目当ての動画は出てきません。会話形式で伝えるだけで動画が検索できるため、活用できる場面もあるでしょう。 

Geminiへの登録方法

Geminiの拡張機能は無料プランでも利用可能です。Geminiの無料プランを利用開始する手順は、下記のとおりです。 

  1. Googleにログインした状態でGemini(https://gemini.google.com/app)の公式サイトへ移動 
  2. 「Geminiと話そう」というボタンをクリック 
  3. 利用規約を読んで「同意する」をクリック 
  4. 「Geminiへようこそ」という画面が表示されるので「続ける」をクリックして完了 

Geminiは有料プランにアップグレードすることで「Gemini Ultra」という高性能なモデルを利用できます。ただ「まずは拡張機能を使ってみたい」という方は、無料プランで試してみるとよいでしょう。 

Geminiの拡張機能の使い方

Geminiの拡張機能は初期設定からONになっていると思いますが、稀にOFFになっていることがあります。OFFになっていると拡張機能を利用できないため、必ずONに切り替えておきましょう。 

方法はかんたんで、GeminiのTOP画面から「設定」をクリックし「拡張機能」をクリックします。そうすると5つの拡張機能設定ページに遷移するので、チェックボックスをすべてONにしておきましょう。 

引用元:https://gemini.google.com/app 

まとめ

今回の記事ではGemini拡張機能の概要や、登録方法などを解説しました。 

後編では拡張機能を実際に使ってみて、使用感をご紹介します。 

AIメディアライター植田遊馬

Webライター歴4年目。ChatGPTの登場で生成AIの可能性に衝撃を受け「生成AIオタク」に。さまざまな生成AIを駆使しながらライター業を営む傍ら「多くの人に生成AIの魅力を伝えたい!」という想いで、生成AI系メディアでの記事執筆を行っている。

製薬業界で生成AIを活用する「ラクヤクAI」
このように今後の活用が期待される生成AIですが、中でも注目を集めるのが製薬分野です。

「ラクヤクAI」は、治験関係書類や添付文書といった社内外の膨大なデータを活用し
製薬事業のあらゆるシーンを効率化する専門文書AIサービスです。
基礎研究から製造販売後調査まで、多岐に渡る製薬業務の中で取り扱われる
様々な文書の作成・チェック作業を自動化し、圧倒的な業務スピード改善を実現します。

「ラクヤクAI」ご活用シーン(例):
■ 治験関連文書やプロモーション資料の自動生成
■ 作成資料のクオリティチェックや、資料間の整合性チェック
■ 講演内容(資料・音声)の適用外表現モニタリング
■ 薬剤情報やナレッジの検索・調査
その他、個別カスタマイズが可能な生成AI環境で、
社内の知見を統合的に分析・集約したアウトプットをセキュアな環境をご提供します。

  • Share
一覧へ