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ChatGPTとGeminiの違いや機能を徹底比較!どちらを使うべき?Part1

April 25, 2024

  • AI
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Google社が2024年2月に提供を開始した「Gemini Ultra」。全32項目の性能テストでChatGPTの「GPT-4」を上回るスコアを記録し、注目を集めています。 

現在ChatGPTを活用している方のなかで「どちらの生成AIツールを使うべきか」悩んでいる方も多いでしょう。今回の記事では、ChatGPTの「GPT-4」と「Gemini Ultra」を前後編にわけて徹底比較します。 

まずは前編で基本的な違いを解説しますので、ぜひ参考にしてください。

 

ChatGPT・Gemini とは?

近年登場したChatGPTやGeminiといったAIモデルは、マルチモーダル入力が可能な生成AIです。 

マルチモーダル入力とは、テキスト、画像、音声など、異なるデータ入力を同時に使って情報を処理する能力のことです。たとえば、テキスト情報だけでなく、画像から文字を理解したり、音声を認識して質問を理解してくれたり、さまざまな情報から回答を導きだします。 

このように、さまざまなデータを複合的に処理できる機能を持つAIを「マルチモーダルAI」とも呼びます。ChatGPTやGeminiは、まさにこのマルチモーダル技術を体現した代表的なAIシステムといえるでしょう。 

ChatGPTとは

2022年11月にOpenAI社がリリースしたChatGPTは、チャット形式で対話ができる生成AIです。発表からわずか2ヶ月足らずでアクティブユーザー数が1億人を突破し、世界中で「生成AIブーム」が巻き起こりました。 

TikTokが1億ユーザーを突破するのに9ヶ月、Instagramは2年半もかかったことから、ChatGPTがどれだけの快挙を成し遂げたかがわかるとおもいます。 

ChatGPTは無料で利用可能ですが、より高性能な生成AIを利用したい場合は、月額20ドルの有料プランへの加入が必要です。 

Geminiとは 

Geminiは、Google社が開発した最新の生成AIです。テキスト入力だけでなく、音声や画像、動画など、さまざまな入力データを扱うことができます。 

Geminiは、「Gemini Ultra」「Gemini Pro」「Gemini Nano」の3つの異なるモデルラインアップがあり、そのなかでも「Gemini Ultra」は、OpenAI社の「GPT-4」を上回る能力を持つと公表されました。 

ChatGPT・Geminiの主な違い

ChatGPTとGeminiの主な違いは、マルチモーダルの実現方法です。 

ChatGPTは本来、テキスト入力のみが可能なモデルですが、優秀な画像認識生成AIや音声認識生成AIのモデルをChatGPTと連携させることで、マルチモーダルを実現しています。 

一方でGeminiは、Gemini自体がマルチモーダルに対応した生成AIモデルとなっているため「情報のやり取りがシームレスに行える」という特徴があります。 

ChatGPT・Geminiの料金比較

ChatGPTとGeminiはどちらも無料で利用できます。ただ、より高性能な「GPT-4」や「Gemini Ultra」は月額費用を払う必要があり、料金体系は下記の表のとおりです。 

生成AIモデル 月額費用 
Gemini Ultra 2,900円 
GPT-4 20ドル 

※2024年3月時点 

上記の表をみてわかるとおり、どちらも同じような価格帯です。ただ「Gemini Ultra」を利用する際に登録する「Google One AIプレミアムプラン」は、2TBのクラウドストレージも利用できます。 

現在クラウドストレージサービスに加入している方は、最先端の生成AIと2TBのクラウドストレージがついてくる「Google One AIプレミアムプラン」に乗り換えを検討してもよいでしょう。 

まとめ

今回の記事ではChatGPTとGeminiの概要や主な違い、料金を比較しました。 

後編では7つの項目にわけて、性能を徹底比較します。 

AIメディアライター植田遊馬

Webライター歴4年目。ChatGPTの登場で生成AIの可能性に衝撃を受け「生成AIオタク」に。さまざまな生成AIを駆使しながらライター業を営む傍ら「多くの人に生成AIの魅力を伝えたい!」という想いで、生成AI系メディアでの記事執筆を行っている。

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