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パワーポイントを効率的に翻訳する方法とは?目的別の翻訳方法をご紹介!

December 22, 2023

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プレゼンテーション向けのソフトウェアとして、世界中で利用されているPowerPoint(パワーポイント)。一度はプレゼン資料や企画書の作成に使用したことがあるのではないでしょうか。

ビジネスシーンでは、日本語で用意したプレゼンを海外向けに発表しなければならないシーンがしばしば訪れます。その際に必要なのが、日本語で作成したパワーポイントを外国の言語に翻訳する作業です。

同じ内容の資料をわざわざ2つ作成するのは非常に時間をかかり、面倒な作業ですが、翻訳会社に依頼するとコストが高く、高額な料金がかかってしまいますし、短納期での対応自体が困難な場合も多いです。泣く泣く、残業して翻訳した経験のある方も多いのではないでしょうか。

そこで本日の内容では、 パワーポイントを効率的に翻訳する方法と、それぞれのメリット・デメリットをご紹介いたします。目的に応じた最適な方法を見つけてみてください。

目次

1.Microsoft Translator

作業にかかる時間

実はパワーポイントの翻訳機能は、開発・販売元であるマイクロソフト社からも提供されています。2020年7月まではパワーポイントを一括翻訳できる「Presentation Translator」という追加機能も提供されていたのですが、 現在はそのサービスのサポートを終了してしまい、新しくダウンロードできなくなっています。

「Presentation Translator」に代わって利用できるのが、ソフトに組み込まれている「Microsoft Translator」です。本機能の用途としては、校閲タブにある翻訳ボタンから有効化し、テキストを翻訳することが可能です。最大のメリットは、他のソフトを使うことなく、パワーポイントの中で翻訳が完結することでしょう。 ただし、パワーポイントはテキストが複数のオブジェクトとして、散り散りに配置されていることが多く、これらを一括で翻訳することができません。 単語や短い文章の置き換え程度であれば便利ですが、 スライド全体を翻訳するには不便で、効率も低いかもしれません。

翻訳する原文の文章を選択。メニューの「校閲」タブの「翻訳」をクリック。翻訳先の訳文言語を選択。すると自動翻訳されます。

2.Google翻訳

作業にかかる時間

Google翻訳はパワーポイントの翻訳に対応しており、アップロードするだけでファイルごと翻訳が可能です。 何度もコピペしなくてもファイルごと翻訳できるのがメリットですが、元のファイル形式ではなく、HTML形式で出力される点に注意が必要です。 外国で作成されたパワーポイントを日本語に翻訳して、概要を把握するのには便利なのですが、プレゼン用に翻訳する際は、元のファイルにテキストをコピペする手間がかかってしまいます。

「ドキュメント」を選択。「パソコンを参照」を押下し翻訳したいドキュメントを選択。

翻訳するドキュメントが選択されていることを確認。翻訳先の言語を選択し「翻訳」を押下。

翻訳された文章が表示されます。

3.ビジネス向け翻訳ソフト

作業にかかる時間

近年は、ビジネスシーンでの活用を前提とした有料の翻訳ソフトが提供されています。ビジネス向けの翻訳ソフトには、 汎用的な翻訳ツールにはない機能・メリットがあり、導入企業も増加しています。 パワーポイントを翻訳する際に便利なビジネス向け翻訳ソフトの機能・メリットについてご解説いたします。

3-1. 元のファイル形式・レイアウトのまま翻訳
翻訳ソフトによってはファイルの翻訳結果が、元のファイル形式・レイアウトで出力されます。これにより、修正作業の手間が大幅に削減され、レイアウトの調整作業の時間もかなり短縮できます。

ビジネスの場ではパワーポイントは元より、さまざまな形式のドキュメントを翻訳する必要が出てきます。翻訳ソフトの利用を検討する際には、 PDFやWord(ワード)、Excel(エクセル)といったOfficeファイルなど、自社で翻訳するファイル形式に対応しているか をよく確認しましょう。

3-2. 用語集や学習機能
プレゼン資料であれば製品名や社内用語など、企業や部署ごとの固有名詞が含まれる場合が多いでしょう。こうした辞書に載っていない独自の用語は意図しない翻訳結果になりやすく、毎回修正するような非効率は、各組織やビジネスでは避けたいものです。ビジネス向けの翻訳ソフトには 訳語を用語集として保存・学習できるものもあり、修正作業のスピードを加速するだけでなく、誤訳訳揺れを防止して、高度な翻訳品質を保つメリットがあります。

3-3. ビジネス文書でも高精度な翻訳
言うまでもなく翻訳ソフトの精度は重要なポイントです。翻訳精度が高ければ高いほど修正する箇所が少なくなり、工数削減や効率化に直結します。近年は翻訳ソフト全体の精度向上が話題となりますが、ソフトによっては 分野別のデータベースも搭載されており、分野にマッチしたデータベースを選定することで、より高い精度の翻訳を実現できます。 無料でデモンストレーションを行っている場合もあるので、検討にあたっては試しで実際に使ってみるのもよいでしょう。

まとめ

ここまで、パワーポイントの翻訳を行う方法やそれぞれメリットなどについてご紹介いたしました。コストはかかりますが、工数削減効果はビジネス向けの翻訳ソフトに軍配が上がるでしょう。プレゼン資料や企画書などのパワーポイントの翻訳を外注している場合はもちろん、外注するほどではないと社内で対応している場合も、コスト削減・工数削減・業務効率化の選択肢として、翻訳ソフトを検討してみてはいかがでしょうか。

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