平素よりRozetta Squareのご利用をいただきましてありがとうございます。
本日は、AIの老舗であるロゼッタの開発に関する情報をお届けいたします。
Rozetta Squareをご覧の皆様に多くご利用いただいている「T-4OO」。現在話題の「生成AI」の技術の大元はロゼッタが長年「T-4OO」に活用してきたNMT(ニューラル機械翻訳)であることを皆様ご存知でしょうか。
自動翻訳の長い歴史の中でもNMTは非常に高い精度を持ち、NMTを用いたAI自動翻訳「T-4OO」でロゼッタは常に最前線を走ってきました。
一方で、生成はこのNMTと比較しても、高い精度の翻訳が可能であることが知られており、特に前後の文脈やトーン(語調・書き振り)を踏まえた文章の出力が強みとされています。
そして、この度ロゼッタはこれまでの知見と生成AIの特徴を生かし、生成AIを活用したT-4OOの機能を開発いたしました。
T-4OOの「生成AI翻訳」
以前Rozetta Squareでもご案内をいたしましたT-4OOの「生成AI翻訳」ですが、ロゼッタが従来より得意としているT-4OOでもお馴染みの分野別の翻訳データを学習させる試みを行い、今回「究極の辞書」で使用されている公的文書を翻訳時に対訳指定した際に飛躍的に翻訳精度が向上いたしました。
ここで、OpenAIの生成AI「GPT-4」で翻訳した場合との比較結果を見てみましょう。
※評価基準:正規訳の専門用語が反映されていれば○、反映できていなければ×
<医薬>
<特許>
<IT>
<法務>
医薬、特許、IT、法務の特殊な表現の専門用語が多い分野での検証を行いました。
ChatGPT 4:センテンスの意図はずれていないが、専門用語の反映ができていない
T-4OO生成AI(公的文書を対訳指定):専門用語が正確に反映されている
今までこのような専門用語の反映の問題で「生成AI翻訳」を使っていなかったという皆様も、この機会にぜひ使ってみてください。