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ChatGPT Pro(o1 pro mode)とは?特徴や利用料金、o1 pro modeとGPT-4oの違いなどを徹底解説! 

December 30, 2024

  • AI
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2024年12月、12営業日連続で新サービスや新機能を発表する「12 Days of OpenAI」というプロモーションで、OpenAIから「ChatGPT Pro」というプランが発表されました。月額200ドルという料金設定に驚きの声も上がりましたが、ChatGPT Proプランで搭載されたo1 pro modeは驚異的な性能を発揮します。 

本記事では、ChatGPT Proプランの特徴から活用法、o1 pro modeの性能まで解説します。ぜひ最後まで記事をご覧いただき、参考にしてください。 

「12 Days of OpenAI」について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。 

ChatGPT Proとは

ChatGPT Proは、OpenAIが提供する最上位の有料プランです。プランの月額料金は200ドルと高額ですが、OpenAIの最新モデルすべてに無制限でアクセスできます。利用可能なモデルには、o1 Pro 、o1、o1-mini、GPT-4o、Sora、Advanced Voiceが含まれます。 

特に注目すべき点は、ChatGPT Proでのみ利用可能な「o1 pro mode」です。通常のo1と比較して、より多くの計算リソースを活用し、深い思考と高精度な回答を実現します。処理時間は長くなりますが、進捗バーで状況を確認でき、他の会話に切り替えた場合でも回答完了時に通知が届く便利な機能も備えています。 

o1 pro modeとは

o1 pro modeは、ChatGPT Pro契約者のみが利用できる言語モデルです。「ChatGPT Pro」というプラン名と「o1 Pro」を混同する方がいますが、ChatGPT Proはプランの名称であり、o1 proはモデルの名称になります。 

o1 pro modeはo1の上位モデルという位置づけで、以下図表のベンチマーク結果を見る限り、各分野で性能が上回っています。 

引用元:https://openai.com/index/introducing-chatgpt-pro/ 

左の図はアメリカ数学オリンピックの予選として知られる数学の競技試験(AIME: American Invitational Mathematics Examination 2024)においての、各モデルの正解率です。o1 pro modeは86%の正解率を達成し、通常のo1の78%を上回りました。 

また、図表中央部分のプログラミングコンテスト(Codeforces)でも、o1 pro modeは90%の正解率を記録し、o1の89%をわずかに上回る結果となりました。 

o1 pro modeとGPT-4oとの違い

ChatGPTにはo1モデルの他にGPT-4oというモデルも存在します。ここではo1 pro modeとGPT-4oの違いを解説します。 

o1 pro modeとGPT-4oの最大の違いは、処理速度と精度のバランスです。o1 pro modeは複雑な数式や論理的思考を要する問題に強く、より深い分析が可能です。一方、GPT-4oは処理速度が速く、一般的な会話や文章作成に適しています。 

研究論文の分析や複雑なプログラミング、高度な数学計算にはo1 pro modeを利用したほうがよいケースが多く、日常的な文章作成やビジネス文書の作成、一般的な質問をする際にはGPT-4oを利用するとよいでしょう。 

ChatGPT Proの料金プラン

プラン名  月額料金  主な特徴  
無料版  無料  ・GPT-4 miniの利用  
・基本的な機能のみ  
ChatGPT Plus  20ドル(約3,000円)  ・o1、o1-miniの利用(制限あり)  
・GPTsの作成と利用  
・新機能への早期アクセス  
ChatGPT Pro  200ドル(約30,000円)  ・ChatGPT Plusの全機能へアクセス  
・o1 pro modeの利用  
・最新モデルへの無制限アクセス  
・高度な音声機能の無制限利用  

※2024年12月時点 

ChatGPT Proは、研究開発や専門的な業務に従事する方に最適ですが、一般的な用途であれば、ChatGPT Plusで十分な機能を利用できます。実際、OpenAIのCEOであるサム・アルトマン氏も「多くのユーザーにはPlusプランで十分」とコメントしています。 

ChatGPT Proプランが気になる方は「1ヶ月だけ使ってみて、継続するか判断する」という試し方をするとよいでしょう。 

まとめ

ChatGPT Proは、月額200ドルという高額な価格設定ですが、研究開発や専門的な業務をしている方にとって、有効活用できるプランといえるでしょう。特に、搭載されたo1 pro modeは、数学やプログラミング、科学研究などの分野で優れた性能を発揮し、従来のAIモデルでは難しかった複雑な問題解決を可能にします。 

ただ「一般的な用途ではChatGPT Plusで十分」という声もあります。無料で利用できる試用期間などはないため、ChatGPT Proプランを契約する際は、慎重に検討しましょう。 

AIメディアライター植田遊馬

Webライター歴4年目。ChatGPTの登場で生成AIの可能性に衝撃を受け「生成AIオタク」に。さまざまな生成AIを駆使しながらライター業を営む傍ら「多くの人に生成AIの魅力を伝えたい!」という想いで、生成AI系メディアでの記事執筆を行っている。

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