昨今、生成AIモデルの成長が著しく、多くの企業やビジネスで活用されています。ただ「高性能な生成AIを活用したいけれど、有料版の契約はちょっと…」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、高性能なAIモデル「Gemini 1.5 Pro」を無料で試せるGoogle AI Studioをご紹介します。概要や機能、具体的な使い方まで画像付きでわかりやすく解説するので、ぜひ最後までご覧いただき、AI活用の参考にしてみてください。
Google AI Studioとは
Google AI Studioは、Googleが提供する生成AI開発プラットフォームです。「生成AI開発プラットフォーム」といっても、ユーザーインターフェース(UI)が優れているため、AIについて知識がない方でも直感的に操作できます。
また、Google AI Studioは「生成AIを開発するプラットフォーム」なので、開発のために使用するGemini最新モデルを“無料で試用できる”という特徴があります。テキスト生成だけでなく、画像認識機能も搭載されているため、有料プランに加入しないと使えないレベルの生成AIを体験できるのです。
Google AI Studioを生成AI開発に活用するのもよいですが、高性能モデルを試すために活用するのもおすすめです。
Google AI Studioで利用できるGemini 1.5 Proとは
Gemini 1.5 Proは、Geminiシリーズ最高性能モデル「Gemini Ultra」に次ぐ性能を誇るモデルです。AIによる文章生成や画像認識において高い精度を持ち、さまざまな場面で活用可能。また、1回の会話で数十万文字以上の長文を処理できる能力を持ち、長文の要約や分析にも適しています。
GeminiはGoogleアカウントさえあれば無料で利用できますが、Gemini 1.5 Pro を利用する際には有料プランに加入する必要があります。Google AI Studioを利用すれば、Gemini 1.5 Proを無料で試用できるので、ぜひ体験してみてください。
Google AI Studio利用手順
Google AI Studioの利用手順はとてもシンプルです。画像付きで解説します。
Googleアカウント作成
Google AI Studioを利用するためには、Googleアカウントを開設する必要があります。まだGoogleアカウントを所持していない方は、Google公式HPからアカウントを開設しましょう。
Google AI Studioへのアクセス
Googleアカウントの開設が完了したら、Google AI Studioの公式サイトにアクセスしましょう。
公式サイトへのアクセスが完了したら「Get API key In Google AI Studio」というボタンをクリックします。
遷移した画面では、利用規約の同意や法的通知の画面が表示されます。チェックボックスにチェックし「続行」をクリックしましょう。
利用規約に同意したあと、画面左側にある「Create new prompt」というボタンをクリックすることで、Google AI Studio内の生成AIモデルを利用できます。
Google AI Studioの基本的な使い方
では早速、Google AI Studioを利用してみましょう。Gemini 1.5 Proを利用したい場合、右上の「Model」欄からGemini 1.5 Proを選択します。
その後、中央下部分の検索バーにプロンプトを打ち込み、右横の「Run」ボタンをクリックすることで、Gemini 1.5 Proを利用できます。
試しに下記プロンプトを入力してみました。
プロンプト
「Google AI Studioとはなに?簡単に概要を要約してください。」
すると、下記回答を得られました。
問題なく回答が出力されていますね。Google AI StudioのGemini 1.5 Proは、外部ツール導入などをしないとWeb検索などができませんが、生成AIモデルとしては高性能です。
あくまで試用版なので、使用量や機能に一定の制限はありますが、使用頻度がそれほど多くない方は問題ないでしょう。ビジネスや私生活でのAI活用として、まずはGemini 1.5 Proから始めてみてください。
まとめ
本記事では、Google AI Studioについて、概要や機能、使い方を解説しました。Google AI Studioは、高性能な生成AIモデルであるGemini 1.5 Proを無料で試せる点が最大の特徴で、テキスト生成から画像認識まで幅広い機能を備えています。
操作も直感的で、開発者でない方でも簡単に始められるため、生成AIに興味がある方は、まずGoogle AI Studioを利用してみましょう。
AIメディアライター・植田遊馬
Webライター歴4年目。ChatGPTの登場で生成AIの可能性に衝撃を受け「生成AIオタク」に。さまざまな生成AIを駆使しながらライター業を営む傍ら「多くの人に生成AIの魅力を伝えたい!」という想いで、生成AI系メディアでの記事執筆を行っている。
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