2024年9月4日、テキストから図解やグラフを自動生成するAIツール「Napkin AI」が日本語に対応しました。Napkin AIは、テキスト情報を視覚的に分かりやすく伝えるための「図解やグラフ」を、わずか数秒で作成できる画期的なツールです。
図解やグラフの作成に時間がかかり、資料作成やプレゼンテーションの準備に苦労している方も多いのではないでしょうか?Napkin AIを活用すれば、簡単に高品質な図解やグラフを作成できるため、作業時間を大きく削減できるでしょう。
本記事では、Napkin AIの特徴や使い方、料金プランなどを詳しく解説します。Napkin AIで作業時間を大幅に削減したい方は、ぜひ最後まで記事をご覧ください。
Napkin AIとは
Napkin AIは、テキストから自動的に図解やグラフを生成するAIツールです。ユーザーがテキストを入力すると、AIがコンテンツを分析し、適切な図解やグラフを提案します。生成された図解は、色やフォント、アイコンなどをカスタマイズできるため、プレゼン資料のテイストや好みに合わせた調整が可能です。
また、直感的なユーザーインターフェースにより、初めてでも使いやすく、特別なスキルがなくても簡単に操作できます。さらに、使用されるイラストやアイコンはNapkin AIのオリジナル素材なので、意図せず著作権を侵害することはありません。
Napkin AIの料金
現在、Napkin AIはベータ版として提供されており、全機能を無料で利用できます。公式サイトで公開されている料金プランを見ると、将来的には以下3つのプランが予定されているようです。
プラン名 | 月額料金 | 主な特徴 |
Starter Plan | 無料 | ・基本的な編集ツール ・最大3つのNapkins作成 ・限定的なオートグラフィックス ・昼モードのみ ・3色のカラーパレット ・コミュニティサポート |
Professional Plan | 未定 (ベータ期間中は無料) | ・スタータープランの全機能 ・昼夜モード ・無制限のNapkins作成 ・無制限のビジュアル生成 ・無制限の同時編集者 ・12色のカラーパレット ・優先メールサポート |
Enterprise Plan | 未定 | ・プロフェッショナルプランの全機能 ・カスタマイズ可能なカラーパレット ・プレミアムサポート ・カスタム統合オプション ・高度な管理コントロール ・新機能への早期アクセス ・チーム向けオンボーディングとトレーニング |
正式リリース後の料金については未発表ですが、プロフェッショナルプランの有料化は確実です。現在の無料期間を活用して、Napkin AIの機能を試してみることをおすすめします。
Napkin AIの使い方は?
Napkin AIの始め方
Napkin AIを利用するには、アカウントを作成する必要があります。アカウントの作成方法は以下のとおりです。
① Napkin AIの公式サイトにアクセスし「Get Napkin Free」をクリック
② GoogleアカウントかE-mailでサインインする
サインインが完了すると、Napkin AIの使用用途などを問われる簡単なアンケートが開始されますので、回答してください。
アンケートへの回答が完了したら「Create my first Napkin」をクリックして利用開始できます。
Napkin AIで図解を作成する方法
では早速Napkin AIで図解を作成してみましょう。
トップページには「By pasting my text content(テキストコンテンツを貼り付ける)」または「By generating text using AI(AIによるテキスト生成)」という表記がありますが、今回は「By generating text using AI」を選択して図解を作成します。
試しに下記のプロンプトを入力してみました。
プロンプト
「Napkin AIとChatGPTの違いを教えてください」
生成結果は、以下画像のとおりです。
Napkin AIの特徴的な点として、上記画像のように「ドキュメント」として回答結果を生成してくれる点です。内容も非常にまとまっており、生成結果を基に高品質な記事を作成することもできるでしょう。
では、生成してくれた資料を基に、図解を作成してもらいます。
資料の各セクションにマウスを持っていくと、横に「青いカミナリマーク」が表示されるので、そのマークをクリックすると図解の候補を提示してくれます。
かなり品質の高い図解を提案してくれますし、図解ごとにスタイル変更も可能です。好みの図解やグラフが見つかったら、選択して表示させましょう。
図解内のテキストは簡単に編集できるため、生成された図解をブラッシュアップできます。また、図解は「PNG」「PDF」「SVG」形式でダウンロード可能です。
筆者は仕事柄、図解を作成する場面が多く、図解作成には主にCanvaというソフトを利用していました。ただ、これほど簡単に図解作成ができるとなると、Napkin AIを利用する場面が増えそうです。
Napkin AIは商用利用が可能
Napkin AIで生成した図解やグラフは、基本的に商用利用が可能です。生成されたコンテンツの所有権はユーザーにあり、ビジネスプレゼンテーションや商業目的の資料作成に利用できます。
ただし、以下の点に注意が必要です。
- 単独のアイコンやイラストの販売は禁止
- 入力データがNapkin AIの改善に利用される可能性があるため、機密情報の入力には注意が必要
単独のアイコンやイラストの販売は禁止されていますが、アイコンやイラストを利用した広告などでプロモーションをするのはOKです。入力データの取り扱いに気をつけながら、商用利用に役立ててください。
まとめ
本記事では、Napkin AIの機能や使い方、料金プランなどについて解説しました。
Napkin AIは、資料作成やプレゼンテーションの効率を大幅に向上させる強力なツールです。現在はベータ版で無料利用できるため、ぜひこの機会に試してみてください。
最近はさまざまなAIツールがリリースされていますが、デザインに強い生成AIは本当に便利です。当メディアでは「マインドマップを簡単に作成できる生成AI」なども紹介していますので、ぜひ下記URLからご覧ください。
AIメディアライター・植田遊馬
Webライター歴4年目。ChatGPTの登場で生成AIの可能性に衝撃を受け「生成AIオタク」に。さまざまな生成AIを駆使しながらライター業を営む傍ら「多くの人に生成AIの魅力を伝えたい!」という想いで、生成AI系メディアでの記事執筆を行っている。
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