2024年9月9日、Appleが待望の新型iPhone「iPhone16」シリーズを発表しました。今回の目玉は、独自の生成AI「Apple Intelligence」の搭載です。生成AIを搭載したiPhone16は、なにが変わったのでしょうか？
本記事では、iPhone16の特徴や生成AI機能の詳細について解説します。
iPhone16の概要
iPhone16シリーズは、標準モデルの「iPhone16」と大画面の「iPhone16 Plus」、高性能モデルの「iPhone16 Pro」と「iPhone16 Pro Max」の4機種で構成されています。
発売日は2024年9月20日で、予約受付は9月13日から開始。Appleは「iPhone16シリーズはApple Intelligenceのために1から設計した」と強調しており、生成AI機能を全面に押し出した新製品となっています。
また、AppleはOpenAIとの提携も発表しました。SiriなどにChatGPTの機能を導入し、音声アシスタントの機能を強化しています。
iPhone16の料金
iPhone16シリーズの価格は、前モデルのiPhone15シリーズから据え置きとなりました。日本での価格は以下のとおりです。
- iPhone16：124,800円～
- iPhone16 Plus：139,800円～
- iPhone16 Pro：159,800円～
- iPhone16 Pro Max：189,800円～
依然として高額なことに変わりはないですが、為替レートの安定により、前年モデルからの値上げを回避できたことは、多くのユーザーにとって朗報といえます。
iPhone16の生成AIはなにができる？
iPhone16に搭載される「Apple Intelligence」は、さまざまな場面でユーザーの生活をサポートします。主な機能は以下のとおりです。
- テキスト生成と編集
- 音声アシスタントの「Siri」強化
- 翻訳と言語サポート
以下、詳しく解説します。
テキスト生成と編集
Apple Intelligenceは、メールの文章添削や校正を行い、ユーザーのライティングスキルを向上させます。長文を簡潔に要約する機能も備えており、時間の節約も可能となるでしょう。
さらに、文章のトーンを状況に応じてフォーマルやカジュアルに変換することも可能です。
音声アシスタント「Siri」の強化
OpenAIとの提携により、Siriの機能が大幅に向上し、より自然な会話や複雑な指示にも対応できるようになりました。音声認識の精度も向上し、ユーザーの言い間違いを自動的に修正可能です。
例えば「下書きしたメールを〇〇さんと△△さんに送って」などと指示すると、どのアプリで誰にメールを送るべきかを認識し、アプリ間を横断しながら指示に従います。
高性能な生成AIモデルを搭載したことで、音声操作の利便性が格段に高まるでしょう。
翻訳と言語サポート
iPhone16はリアルタイム翻訳機能が搭載されており、言語の壁を越えたコミュニケーションが可能です。リアルタイム翻訳機能はいままでもありましたが、生成AIが搭載されたことで、機能性の大幅な向上が期待されています。
Apple Intelligenceの日本語対応は2025年以降
「Apple Intelligence」は、10月より英語版が公開される予定で、日本語には非対応です。日本語をはじめ、フランス語やスペイン語、中国語などの対応は順次追加予定で、2025年以降になると見込まれています。
まとめ
本記事では、iPhone16の概要や料金、搭載される生成AIについて解説しました。
生成AI搭載スマホという分野では、SamsungやGoogleなどの競合他社に遅れを取っていたAppleですが、独自のAI機能である「Apple Intelligence」とOpenAIとの提携により、生成AI搭載スマホ市場に新たな風を吹き込む可能性があります。
今後のAppleの戦略と、競合他社の動向に注目していきましょう。
AIメディアライター・植田遊馬
Webライター歴4年目。ChatGPTの登場で生成AIの可能性に衝撃を受け「生成AIオタク」に。さまざまな生成AIを駆使しながらライター業を営む傍ら「多くの人に生成AIの魅力を伝えたい！」という想いで、生成AI系メディアでの記事執筆を行っている。
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