TOP ナレッジ 人型ロボット「Unitree G1」量産モデルの動画を公開!身体能力をアピール

knowledgeナレッジ

人型ロボット「Unitree G1」量産モデルの動画を公開!身体能力をアピール

September 27, 2024

  • AI
  • Share
引用元:https://youtu.be/FuNFr7V7KFQ?si=1AMHU3PlmnglhuOB

中国のロボット企業Unitree Roboticsが、注目の人型ロボット「Unitree G1」の量産モデルの動画を公開しました。動画では、Unitree G1がジャンプしたり、階段を登ったり、ダンスをしたりする映像が映し出されています。

今回の記事では量産モデルとして発表されたUnitree G1の料金や、今後の展望について解説します。

Unitree G1とは

Unitree G1は、人間のような姿をした二足歩行ロボットです。身長132cm、重さ約35kgと、すこし小柄な体格。歩く速さは秒速2mで、ゆっくり走る人間と同じくらいのスピードを出せます。

特徴的なのは、折りたためる機能です。輸送や保管時には高さ69cmまで小さくできるため、非常にコンパクトに収納でき、あらゆる場面でスペースを圧迫しません。

また、Unitree G1は新しいことを学習できます。人間の動きを真似したり、コンピューター上でシミュレーションしたりして、様々な作業を覚えていきます。

量産モデルUnitree G1の料金

Unitree G1の価格は約1万6000ドル(日本円で約230万円)です。車1台分くらいの値段で購入することができ、中小企業でも導入しやすい価格となっています。

ちなみに、Unitree G1の価格は人型ロボットとしては比較的安価です。
例えば、有名な「Atlas」というロボットを作っているBoston Dynamics社の4本足ロボット「Spot」は、約7万4500ドル(約1080万円)からです。Unitree G1はその4分の1以下の価格で、二足歩行という難しい技術を実現しているのです。

Unitree G1の今後の展望

Unitree G1の登場により、人型ロボット技術がより身近になる可能性があります。なぜなら個人でも購入できる価格帯になってきたからです。

いままでの人型ロボットは数千万円以上という価格が当たり前で、資金力のある企業や研究期間しか導入ができませんでした。Unitree G1の低コスト化を皮切りに人型ロボットがどんどん安価になれば、世界中に人型ロボットが普及していくと予想できます。

人型ロボットが多く普及すれば、現在当たり前に自動車が外を走っているように、工場などの製造現場で人型ロボットが歩いていたり、人が侵入できない災害現場で活躍したり、人型ロボットが当たり前の世界になるでしょう。

まとめ

Unitree G1の公開された動画を見ると、大きくジャンプをしたりダンスを踊っていたり、障害物が散りばめられた階段や段差を登り降りしています。筆者が一番驚いたのが、スタッフの方がUnitree G1を押したり、足を引っ掛けたりしている映像です。Unitree G1は、人間と同じく“転ばないように体勢を修正”しています。

ロボットを動かしているAI(人工知能)は「身体性の問題」という大きな課題を抱えています。簡単に説明すると「身体を持たなければ、本当の意味で人間以上の知能を獲得できない」というものです。ただ、Unitree G1の映像を見る限り、人間の反射神経と同じように“反射的に”体勢を整えています。

AIはすべての事象に対して、計算したうえで行動しています。ただ、“反射的な動き”は計算が追いつかず、対応できないことがほとんどでした。この映像を見る限り「反射的な行動ができるロボット」はすでに実在し、量産ができる体制も整っているようです。

今後、人型ロボットに仕事を奪われる人も増えるでしょう。いまのうちからAIのことを学習しておき、AIに代替されない働き方ができるよう対策しなければならないかもしれません。

「身体性の問題」について詳しく知りたい方は、下記の記事もぜひご覧ください。

AIメディアライター植田遊馬

Webライター歴4年目。ChatGPTの登場で生成AIの可能性に衝撃を受け「生成AIオタク」に。さまざまな生成AIを駆使しながらライター業を営む傍ら「多くの人に生成AIの魅力を伝えたい!」という想いで、生成AI系メディアでの記事執筆を行っている。

専門文書 AIソリューション「ドキュサポ AI-4OO」
このように今後の活用が期待される生成AIを使って、
御社専用の文書の自動作成・チェックできるシステムが構築可能です。

「ドキュサポ AI-4OO」は、御社内のあらゆる文書やデータ、社外の業界の専門文書などを取り込み
文書の自動作成、文書チェック、ナレッジの検索などを可能にする御社専用の生成AIシステムです。
御社の文書の特徴や専門用語などを元に構築するため、高精度のアウトプットを実現します。

「ドキュサポ AI-4OO」ご活用シーン(例):
■ 社内で必要な文書や資料の自動生成
■ 作成資料のクオリティチェックや、資料間の整合性チェック
■ 社内外の情報やナレッジの検索・調査
その他、個別カスタマイズが可能な生成AI環境で、
社内の知見を統合的に分析・集約したアウトプットをセキュアな環境をご提供します。

  • Share
一覧へ