AI企業Figureが、最新の人型ロボット「Figure 02」を発表しました。OpenAIと提携し、高度なAI機能を搭載したこのロボットは、製造業や物流分野での活用が期待されています。
Figure 02の進化した機能
Figure 02は、前モデルのFigure 01から大きく進化。ワイヤーが目立たないスマートなデザインになり、6つの内蔵カメラで高度な視覚システムを実現しました。
また、人間のような強さを持つ手は、最大25kgの荷物を扱えます。さらに、バッテリー性能が向上し、稼働時間が50%以上増加しました。
OpenAIとの提携がもたらす可能性
OpenAIとの提携により、Figure 02は人間との自然な会話が可能です。スマートフォンのChatGPTアプリに搭載されている音声アシスト機能のようなもので、ある程度人間とコミュニケーションをとれます。
また、BMWの工場では、自動車製造への活用テストも進められており、PR動画では製造部品の組み立てを行っています(下記動画参照)。
動画タイトル:Humanoid Figure 02 robots tested at BMW Group Plant Spartanburg
今後、製造現場では「人型ロボットが働く」というのが当たり前になるかもしれません。
ロボットが働く未来への展望
今回の記事ではAI企業Figureが開発した最新の人型ロボット「Figure 02」を取り上げました。Figure 02は、歩き方などは不自然なものの、手の動きなどは非常に滑らかです。
従来、AI(人工知能)には「身体的な問題」という大きな課題がありました。簡単に説明すると「身体がなければ、本当の意味で人間の知能を獲得することはできない」という考え方です。
Figure 02などの人型ロボットの研究が進めば「身体性の問題」をクリアするのも時間の問題でしょう。今後も、人型ロボットの発展に注目です。
「身体性の問題」などについて詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
AIメディアライター・植田遊馬
Webライター歴4年目。ChatGPTの登場で生成AIの可能性に衝撃を受け「生成AIオタク」に。さまざまな生成AIを駆使しながらライター業を営む傍ら「多くの人に生成AIの魅力を伝えたい!」という想いで、生成AI系メディアでの記事執筆を行っている。
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