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2022年11月に「ChatGPT」がリリースされ、2023年は生成AIブームと言われるほどに「AI」が話題になりました。
そんなAIにはいくつかの種類があります。その1つが「ルールベース型AI」といわれるものです。
今回の記事では、AIについてあまり知識がない方でも理解しやすいように、ルールベース型AIの概要と特徴をわかりやすく解説していきます。
ルールベース型AIとは
ルールベース型AIとは、文字どおり「ルール」に基づいて動作する人工知能(AI)のことを指します。人間があらかじめ設定したルールや条件に従って、人工知能(AI)が判断や作業をおこなう仕組みです。
たとえば、あなたがコンピューターに「商品Aを購入した人には、商品Bをおすすめする」というルールを教えたとします。そうすると「商品Aを購入した人」という条件がルールの基になり、そのルールに基づいて「商品Bをおすすめする」という行動をとるのです。
人間がルールを教え、そのルールに基づいて行動するAIを「ルールベース型AI」と呼びます。
ルールベース型AIの活用例は?
ルールベース型AIの具体的な活用例としては、スパムメールのフィルタリングなどが挙げられます。
スパムメールフィルタは「特定のキーワードがメールに含まれているか」「差出人が信頼できるものか」といったルールに基づいて、人工知能(AI)がスパムかどうかを判断します。
このようにルールベース型AIは、明確な条件がある場合に非常に有効です。
ただ、すべての状況を予測しルールを設定することは不可能に近いため、ルールベース型AIは柔軟性に欠けるという欠点もあります。たとえば、まったく新しい種類のスパムメールが現れた場合、それを見分ける新しいルールを追加しなければ正常にフィルタリングをしてくれないのです。
ルールベース型AIと機械学習型AIの違い
ルールベース型AIと対照的なのが「機械学習型AI」です。機械学習型AIは、大量のデータからパターンを学習し、それに基づいて判断を下すAIのことを指します。
ルールベース型AIがレシピどおりに料理をするシェフだとすれば、機会学習型AIは直感や過去の経験に基づいて創作料理を作る経験豊富なシェフのようなものです。
近年話題の「生成AI」は機械学習型AIに分類され、大量のデータを学習して、過去の学習経験からテキストや画像、音声などの新しいコンテンツを生成します。
【まとめ】
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今回の記事では「ルールベース型AI」について解説しました。
昨今話題になっている生成AIが機械学習型AIだからといって、ルールベース型AIが劣っているわけでは決してありません。ルールベース型AIには「コストを抑えられる」「簡易的な質問にはすぐに回答できる」などのメリットがあります。
ルールベース型や機械学習型をうまく使い分けて、AIを活用していきましょう。
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AIメディアライター・植田遊馬
Webライター歴4年目。ChatGPTの登場で生成AIの可能性に衝撃を受け「生成AIオタク」に。さまざまな生成AIを駆使しながらライター業を営む傍ら「多くの人に生成AIの魅力を伝えたい!」という想いで、生成AI系メディアでの記事執筆を行っている。
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