【ビジネスで大活躍する生成AIを理解しよう！】AIの歴史を振り返る Part2

「生成AI」について理解し、私生活やビジネスで活用することを目的とした今シリーズ。 前回は“そもそもAIってなに？”という点について解説しましたが、今回の記事では「AIの歴史」について紐解いていきます。 
最近になってChatGPTなどの生成AIが話題になり、現代は空前の「AIブーム」と言われています。実はこのAIブームは“第三次AIブーム”と言われており、過去にもAIブームが巻き起こっていたのです。 

AIは過去に“3度のブーム”があった？？

AIは過去に3度のブームがありました。 

• 第一次AIブーム(1950年代後半～1960年代) 
• 第二次AIブーム(1980年代) 
• 第三次AIブーム(2000年以降) 

上記のようにAIは3度のタイミングで発展しており、現在は「第三次AIブーム」に相当します。 
ひとつひとつ紐解いていきましょう。今回は第二次AIブームについてお話しします。

第二次AIブーム

第二次AIブームを加速させたのは「エキスパートシステム」の発展でした。エキスパートシステムとは、特定分野の専門知識を大量に学習させ、特定の質問にAIが専門家のように質問に回答するシステムです。 

1980年代、実際にエキスパートシステムは多くの企業や研究で活躍しました。 

ただ、エキスパートシステムは以下の問題点により開発スピードが鈍化していきました。 

• 知識を専門家からヒアリングし、AIに教育させるのに膨大なコストがかかる 
• 人間の知識は、実世界での経験や常識に基づく部分が多いため、そのすべてのルールを教育させるのに膨大なコストがかかる 

エキスパートシステムの収束とともに、第二次AIブームも収束していきました。

次回はいよいよ、現在につながる「第三次AIブーム」についてみていきます。

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