M&Aや企業への融資、スタートアップへの出資、大きな契約を結ぶ際などに必ず行われるのが、相手の信用度やその融資や契約のコスト・ベネフィット、リスクなどを精査するデューデリジェンスです。
相手を徹底的に調べ上げ、できる限りの内情を把握し、起こりうる事態や考えられる限りのリスクをすべて洗い出すわけですから、デューデリジェンスには手間もお金も時間もかかります。でも、この手間や時間、コストはAIの力を借りると劇的に減らすことができるのをご存知ですか？
デューデリジェンス特化型AI「Metareal DD（メタリアル デューデリジェンス）」を使ってみてわかった真の威力
業種特化型の専門AIの開発を行うメタリアルが３月にリリースした「Metareal デューデリジェンス（以下、Metareal DD）は、高性能なLLM（大規模言語モデル）やAIエージェントを駆使し、初期デューデリジェンスをわずか２分で完了させることができる画期的なツールです。
このツールの機能やインターフェース、ユーザビリティ、そして肝心のデューデリジェンスレポートのクオリティはどのようなものなのか。４月７日（月）に行われたデモ体験会で、実際にMetareal DDを使ってみました。
インターフェースはとてもシンプル。下のテキストボックスにどんな情報を出してほしいか、どんな分析を求めているかを入力して、デューデリジェンスの指令を出すだけです。参考資料がある場合はアップロードして読み込ませることができます。
さっそくMetareal DDを使って初期デューデリジェンスをやってみましょう。でも、せっかくの機会ですから、あんまり簡単な指令を出すのもおもしろくありません、というか超困難な指令を与えて困らせてやりたいという意地悪心がむくむくと湧いてきます。
そこで、こんな指令を与えてみました。
「米国のシェールオイル採掘会社の買収を考えている。仮に原油価格が１バレル60ドル前後の状態が３年続くとして、経営的に最も危機的な状況に陥る採掘会社を特定し、その会社を買収する際の障壁とリスクを査定せよ」
素人なりに難しいお題を与えたつもりだったのですが、Metareal DDにとってはこの程度は楽勝だったようで、即座に分析を始めました。
Metareal DDはAIエージェントを活用しているため、分析は複数のAIが連携して行います。上の画像にある「いくつかの重要な情報を収集し、評価する必要があります」というのは、AIエージェントが分析の大方針を策定して、それを元に情報を集めるプロセスです。デモ体験会に出席したメタリアルCTOの米倉豪志さんによると、AIエージェント同士が役割分担をして、相互に相談をしながら分析を進め、結論を出すのが大きな特徴なんだそう。
情報がそろったらいよいよ分析開始です、ものすごいスピードで分析が進んでいるのが画面越しにわかります。原油価格のシミュレーション、採掘会社の経営課題、生産コストなど、複数のテーマの分析が同時に進んでいきます。人間にはとても太刀打ちができない速度です。
本当に２分前後で分析が終了し、レポートが完成します。WordやPDFなどで出力が可能です。今回はWordで出力してみました。
現在というよりは未来がテーマになっている不確実性の高い指令に対しても、近い将来の可能性を踏まえた分析結果を出してくれました。グラフや図表などを交えてわかりやすく分析結果を解説してくれているのもありがたいです。
指令に対して過不足なく、知りたいことについては全て調べてくれました。シェールオイル採掘会社を買収する際にどこを精査すべきなのか、どこにリスクが潜みうるのかについても詳細な分析がされています。わずか２分でWordにして35ページに及ぶレポートが出てくるわけですから、そのスピードは圧倒的です。
米倉豪志さんによると、複数のAIエージェントを使うことで、幅広い視点を取り込んだ分析ができることがMetareal DDの大きな特徴なのだそう。そして、AIエージェントが普及しその多様な可能性が知られつつある今、Metareal DDはあえて汎用性を捨て、デューデリジェンスに特化した方向で開発されています。
「デューデリジェンスしかできないけれども、デューデリジェンスだけやっているユーザーにとってはこれだけでいい、というものを目指しました」（米倉さん）
また、米倉さんはMetareal DDがデューデリジェンスにもたらすものについて「デューデリジェンスの業務の流れが変わる」とも語っていました。人間がゼロからデューデリジェンスを行ったら、数週間から数ヶ月かかります。Metareal DDを使うことで、わずか数分で第一段階の大まかな調査は終わり、その調査の検討や修正から人間の仕事が始まることになります。膨大な手間と時間、お金がかかっていたデューデリジェンス業務を、部分的にではあれ肩代わりできるのがMetareal DDだと言えます。
金融機関やVC、コンサルティングファーム、総合商社など、将来の取引相手や投資先をすばやく精査する必要がある業界はすべてMetareal DDの活躍の場です。トライアルをしてみたい、費用感を知りたいといった企業・団体様はお気軽にご相談ください。
CVC・M&A専用AIエージェント Metarealデューデリジェンス（MetarealDD）
Metareal DDは、わずか約2分で初期デューデリジェンスを完了させ、多角的レポートを即座にアウトプットを作成し、事業会社のCVC部門をはじめ、M&A専門家、リース、総合商社、投資銀行、VC・PEファンド、コンサル等を対象に出資検討に関わる業務をサポートするAIエージェントです。
Metareal DDの特徴
- 高速で高精度の分析
通常2週間～2か月かかるデューデリジェンスが、初稿1.5分～2分で完了 - 圧倒的なコスト削減 月額5万円から利用可能。従来までの数十万円～数百万円という費用や人的リソースを大幅に削減
- 高精度な分析力
オプションで四季報オンラインの長年企業の歴史・データからも分析を高度化してアウトプット
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